石材の文字彫りに使用される砂には、

C砂(黒色 カーボン)

WA砂(白色 ホワイトアルミナ)

GC砂(緑色 グリーンカーボン)

G砂(赤褐色 ガーネット)

がございます。

@C砂(主成分:炭化ケイ素)
 ・炭化ケイ素(Sic)は、高硬度で耐熱性、耐久性にも優れています。
 ・石材のサンドブラストでは現在最も多く使用されています。

AWA砂(主成分:アルミナ)
 ・アルミナ(酸化アルミニウム)純度が高く、硬度では炭化ケイ素にはやや劣りますが、研削に適しています。

BGC砂(主成分:炭化ケイ素)
 ・C砂よりも炭化ケイ素の純度が高く、同じく高硬度です。
 ・研削砥石などの用途に幅広く使用されています。

CG砂(ガーネット)
 ・C、WA、GC砂は電機精錬によって人工的に製造されますが、G砂は天然に産出されます。
 ・国内では金剛砂として一時期広く産出され、地場産業として研削布紙からサンドブラストなど幅広い用途に使用されました。
 ・現在では上記の代替材料が浸透してきた影響や、環境、コストなどの問題もあり産出されておらず、中国やアメリカなどから輸入したガーネットになります。
 ・外国産ガーネットはコストパフォーマンスには優れますが、硬度の面では上記の人工研削材にはやや劣ります。

DA砂(アランダム 色:赤褐色)
 ・また一般研削材としてA砂(アランダム)もありますが、アルミナの純度がWA砂と比べて低く、硬度でも劣るため、石材のサンドブラストでは現在ほとんど使用されておりません。



※字彫作業時には必ず防塵マスクを使用して下さい。

また、当社では電動ファン付きのマスクをお勧めしております。